インスタ・Facebook広告(Meta広告)にかかる費用と代理店に外注する場合の金額相場
Webマーケティングコンサルタント/合同会社KAIZUKA代表。マーケ担当がいないBtoB中小企業に特化し、戦略設計から少額予算からのリスティング広告・SEO・LLMO(AI検索最適化)の実行まで、提案・窓口・実行をすべて本人が担当。担当者が変わらない伴走支援を東京を拠点に全国で提供。マーケ支援12年・150社以上。
「インスタ広告はどれくらいの金額からできますか?」 「予算は月に10万円なのですが、依頼は可能でしょうか?」
これらの質問に簡単に答えると、
「インスタ広告もFacebook広告も(両方を合わせてMeta広告と呼びます)、月の予算が1万円からでも実施が可能です。小規模な事業や個人でも実施できます。ただし、企業が代理店に依頼する場合は、広告費と運用手数料を合わせて最低でも10〜20万円/月、理想的には30〜50万円/月が必要です。」
というのが回答になります。
この記事の要点を先にまとめると、以下のとおりです。
- 広告費そのものは月1万円からでも配信可能(最低出稿額の決まりはない)
- 代理店に外注する場合は、広告費+運用手数料で最低10〜20万円/月が現実的なライン
- 運用手数料の相場は広告費の20%前後、またはフィー制で個別見積もり
- インスタ広告とFacebook広告は同じ「Meta広告」。費用の仕組みもターゲティングも共通
- クリック単価やCPAの事前シミュレーションは困難。配信してみないとわからない

この記事では、Meta広告(インスタグラム広告・Facebook広告)にかかる費用や、それを代理店や運用会社に外注する際に必要な費用について詳しく解説していきます。
インスタ広告とFacebook広告は何が違う?
結論から言うと、インスタグラム広告とFacebook広告は同じ広告プラットフォーム「Meta広告」であり、費用の仕組み・入稿画面・ターゲティングの原則はすべて共通です。違いは「どのアプリの、どの面に広告が表示されるか」だけと考えて差し支えありません。
Meta広告はひとつの管理画面(広告マネージャ)から、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkといった配信面に広告を出すことができます。「インスタ広告をやりたい」という場合も、実際にはMeta広告のアカウントを開設し、配信面としてInstagramを選ぶ(あるいは自動配置に任せる)ことになります。
各媒体の利用者数
2023年11月にMeta社が発表した推計では、日本におけるInstagramの月間アクティブユーザー数は約6,600万人以上とされています。国内最大級のユーザー数を持つSNSであり、これほどのユーザーにリーチ可能なインスタグラム広告は非常に魅力的な広告媒体です。
一方、Facebookの国内ユーザー数は2,600万人(2019年発表・以降の公式更新なし)と規模では見劣りしますが、実名制のSNSとしてビジネス用途で活用され、経営者や小規模ビジネスオーナー、フリーランスを中心に安定した利用者数を誇っています。BtoBや高単価商材との相性の良さは今も健在です。
FacebookとInstagramの膨大なデータを活用したMeta広告は、精密なターゲティングと高い費用対効果をもたらし、2026年現在も主要な広告媒体としての地位を維持しています。
広告を配信できる場所(配信面)
フィードと呼ばれるユーザーの投稿が流れる面に加え、ストーリーズやリールといった機能が順次追加されています。それに応じて、広告を配信できる範囲もストーリーズ、リール、発見タブ、プロフィールフィードまで拡張しています。
広告配信面は多岐にわたり、その範囲に合わせた静止画/動画やそのサイズを選択することが可能です。予算が潤沢で大きな工数を確保できる大企業を除いて、いくつかの画像と短い動画を用意して配信するのが主流です。
Meta広告の費用はいくらから始められる?
Meta広告の予算には最低金額が設定されていないため、月に1,000円の予算でも広告の実施は可能です。運用型広告を社内のスタッフで運用する場合には「インハウス運用」、運用会社や代理店に業務を外注する場合には「代理店運用」と呼びますが、どちらを選ぶかで必要な費用は大きく変わります。

インハウス運用の場合
社内(インハウス)運用でかかる費用はMeta社に支払う広告費のみとなります。(社員の人件費は発生します。)「Meta社に支払う広告費」は自由に設定することが可能ですので、月額1万円の予算でも広告を配信することは可能です。テストで始めたい場合には「まず5万円でどんな結果が出るか観察してみる」ことも可能です。
Metaのテクノロジー(Facebook、Messenger、Instagram、Meta Audience Network)で広告を掲載する際は、広告にどれ位の費用をかけるかを決めます。Metaはその金額に応じて、最大限の成果をあげるようにします。1週間に$5を費やすことも、1週間に$50,000を費やすこともできます。
ただし、Meta広告は基本的にクリック単価で費用が発生するため、1,000円の予算で目標を達成するケースはほとんどありません。
代理店運用の場合
代理店運用の場合にはMeta社に支払う広告費に加えて「運用フィー(運用代行料)」が発生します。運用代行とは、運用会社や代理店が広告を出したい企業に代わって広告主の広告費を使って広告配信を行うことです。運用代行会社は企業の広告運用を代行することで、企業に手数料や作業料を請求します。
運用会社に業務を外注する場合、広告費に加えて、運用フィー(例: 一般的には広告費の20%、最低でも3〜5万円/月)が発生します。この手数料を考慮に入れると、代理店を活用してMeta広告を行う場合、最低でも月額10万円程度の予算が必要となるでしょう。
代理店や運用会社では、月予算10万円程度から対応しているところも存在します。予算がそれ以下の場合、代理店が手数料として受け取れる金額が少なくなるため、対応が難しいのが現状です。
弊社のMeta広告(インスタ・Facebook広告)運用支援では、月額20〜50万円程度の広告費がボリュームゾーンとなっています。予算規模や商材との相性についてのご相談は30分の無料相談で承っていますので、お気軽にご利用ください。
クリック単価(CPC)や問い合わせ単価(CPA)の目安は?
「Meta広告のクリック単価はいくらくらいですか?」という質問をよくされますが、一概に回答することは難しいです。クリック単価は商材やターゲット、配信設定によってまったく異なり、10円のこともあれば500円のこともあります。
同じユーザーをターゲットとする他のアカウントや同業種のアカウントの行動、さらにはユーザーからのクリエイティブ評価などによって、クリック単価(CPC)や表示にかかる金額(CPM)は変動します。実際のCPCは配信クリエイティブなどの要素も加味されるため実際に配信しなければわかりません。事前に正確に予想することは非常に困難です。

キャンペーンの目的やターゲットによってクリック単価には10倍の開きがある
上記は実際のMeta広告管理画面です。広告の目的(ゴール)がキャンペーン毎に異なることもあり、似たような広告クリエイティブを使用していてもクリック単価には10倍の差が生じます。成果に繋がりにくい無駄なクリックを安く獲得しても意味はありませんので、CPC(クリック単価)が高い低いといった議論にはあまり価値はありません。
どうしてもクリック単価の目安を出すとするなら、対象の業界やサービスに対する知見がある場合や他の広告媒体を参考にすることである程度の予測は可能ですが、「クリック単価は100〜300円の間でしょうか」といった非常に幅のある回答になることが多いです。
CPA(目標や問い合わせの単価)についても、業界やサービス、コンバージョンのポイントによって大きく異なります。例えば、メルマガ登録や購入など、コンバージョンの地点が異なる場合、CPAも変わってきます。似た業界や商品の運用経験があれば、ざっくりとしたCPAの予想は可能かもしれませんが、正確なシミュレーションを事前に行うのは難しいです。
「月に◯◯件のコンバージョン(購入、申し込み、問い合わせなど)を獲得したい」といった目標を設定し、それが実現可能であれば、まずは実施してみることが重要です。
また、代理店が作成するシミュレーションはかなり恣意的に調整できるものであるため、複数の運用会社や代理店にシミュレーションを依頼し、想定クリック単価や想定CPAを比較して発注先を決める方法はお勧めできません。
広告予算はどう決めればいい?
広告予算の設定には、「ゴールから決める」方法と「予算から決める」方法があります。

「ゴールから決める」とは、獲得したい件数が何件で、その単価がどれくらいかを基に予算を設定する方法です。予想できる目標(問い合わせや資料ダウンロード、購入など)の獲得単価が1万円と予想できて、月に10件の目標獲得を目指す場合の必要な予算は10万円となります。このアプローチを採る場合、目的の達成にかかるコストを大まかにでも予測できる必要があります。
一方で、「予算から決める」とは、例えば「とりあえず月30万円で始めてみよう」といった具体的な予算額からスタートする方法です。多くの場合、この後者のアプローチが採られます。
Meta広告を含む運用型広告のメリットの一つは、予算を自由に設定できる点です。配信が始まった後に効果と投資対効果を測定し、広告費を柔軟に変更・調整することが、理想的な運用方法と言えます。
ただし、予算が自由に設定できるからといって、想定CPA(問い合わせ単価)が3万円である商材の広告運用を月1万円の予算で始めるのは推奨できません。3ヶ月に1件程度しかコンバージョンが発生せず、導入や管理のコストを考えると有効とは言い難いでしょう。
「その広告は効果的なのか?」を判断するためにはある程度のデータ量(広告費)が必要になります。運用にはコスト(工数)もかかりますので、例えば30万円の予算がある場合、月5万円の予算でダラダラ6ヶ月運用するより1ヶ月で30万円を使って早めに広告の有効性を評価し投資すべきかの判断をすることをおすすめします。

Meta広告のターゲティングはどうなっている?【2026年版】
Meta広告のターゲティングは「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」の3つに分類されます。ただし2026年現在は、広告主が細かく条件を絞り込むのではなく、AIによる自動最適化(Advantage+)に配信先の探索を任せる運用が標準になっています。
「Meta広告は個人情報を使っているから正確なターゲティングができる」とはよく聞く話です。確かに年齢や学歴などを自己申告で登録しているので正確そうですし、広告の配信側としてはどんな人で何に関心があるのかを把握し、つまり自社の商品やサービスを買う確率の高い人にだけ広告を配信したいものです。まずは3つのオーディエンスの基本を確認し、そのうえで現在の運用の考え方を説明します。

コアオーディエンスとは
コアオーディエンスとは年齢や興味・関心、地域などを条件としてターゲットを指定するものです。一般的にMeta広告のターゲティングと言われるものは、コアオーディエンスのなかの「利用者データ」「興味・関心」のことを指していることが多いでしょう。
その他にも現在地や居住地を指定する「位置情報」や、個人の購入履歴やスマホの利用状況などの「行動」も参考にされています。
オーディエンス項目は掛け合わせたり除外をして使うことができます。組み合わせや除外を使うことで下記のようなターゲティングが可能になります。
- 関西に住む × 30〜35歳 × 子どもがいる × サッカーに関心
- 茨城県つくば市から半径30km内在住 × 大学卒業 × お酒が好き
- スポーツ好きだけど野球好きは除外する
カスタムオーディエンスとは
カスタムオーディエンスとはオンライン/オフラインで、すでに接触のあるユーザーに対してリーチするための手法です。
「連絡先リスト」は自社の持つデータ(メールアドレス、電話番号、氏名など)を使ってMeta上のユーザーをターゲティングする手法です。自社の顧客リストをアップロードし、それらのユーザーをMeta広告でターゲティングすることも可能です。
Metaピクセルを設定すればサイトの訪問者やそのなかで特定のアクションを実行した人をターゲティングすることも可能です。サイト訪問者が過去にウェブサイトで閲覧したアイテムのターゲット広告を表示することもできます。
類似オーディエンスとは
類似オーディエンスを使用すると広告への反応が見込めそうな人とすばやく効果的につながることができます。
類似オーディエンスを作成するには、カスタムオーディエンスの一種であるソースオーディエンスを作成します。Metaがそのソースオーディエンスに含まれる人々に共通する利用者情報や趣味・関心などの特徴を特定することで、ソースオーディエンスに類似する人(=類似オーディエンス)に広告を配信することができるようになります。
もう少しわかりやすい例として、まず過去に自社に問い合わせたユーザーでソースオーディエンスを作ります。そのソースオーディエンスをベースに類似オーディエンスを作成すれば、"Meta上に存在する自社に問い合わせたユーザーに似たオーディエンス"に対して広告配信ができます。
現在の主流は「AIに任せる」運用(Advantage+)
かつてMeta社は、効果的な運用の原則として「POWER5」(すべてのイベント実装・詳細マッチング・シンプルなアカウント構成・自動最適化の活用・ダイナミック広告)を提唱していました。この考え方は現在、「Advantage+」と呼ばれるAI自動化機能群に発展・統合されています。

近年のアップデートで、Meta広告のターゲティングの考え方は大きく変わりました。ポイントは以下の3つです。
1. 詳細な絞り込みは「制約」から「ヒント」へ
以前は「広告主が指定した条件の枠内だけに配信する」のがターゲティングでした。現在は、Advantage+オーディエンスが新規キャンペーン作成時の標準となり、広告主が設定した年齢・興味関心・類似オーディエンスなどは「AIに方向性を伝えるヒント(提案)」として扱われ、AIはその枠を越えて成果の見込めるユーザーを自動で探索します。類似オーディエンスも不要になったわけではなく、「AIに『こういう層に届けたい』と教える材料」としての役割に変化しています。
2. アカウント構成はシンプルに
長らく運用型広告はキャンペーンやターゲットなどを細かく分けて数字を見ながら人力で調整をしていくのがよいとされていました。しかし現在は機械学習に適したアカウント構成、つまりキャンペーンや広告セットを小さくせずにできるだけまとめる(シンプルにする)ことが推奨されています。ターゲットごとに広告セットを細かく分ける従来のセオリーは、かえって学習を妨げるケースが増えています。その代わりに、クリエイティブを複数本用意してAIに組み合わせを学習させるアプローチが主流です。
3. 計測環境の整備が前提条件に
Metaピクセルやコンバージョン API(CAPI)で正しくデータを送る「計測環境の整備」は、以前にも増して重要になっています。AIによる自動最適化は学習データの質と量に依存するため、ここが整っていないといくら予算をかけても成果が安定しません。詳しくない方には難易度の高い設定ですが、ターゲティングの質と広告効果を大きく変える部分です。
機械学習を活用することで時間をかけ細かく運用する必要は減りましたが、一方で機械学習とうまく付き合うスキルや全体を把握する能力が求められるようになりました。現在の運用の最適解は、「最低限の条件と質の高いヒントを設定したらあとはマシンに任せる」であり、セグメントやデモグラフィックといった古典的なターゲティングだけではなく、テクノロジーを活用したターゲティングを使うことが広告運用のスタンダードになっています。
※Meta広告の仕様やアルゴリズムは更新が非常に速い領域です。本記事の記載は2026年7月時点の情報に基づいています。
運用代行を外注すると何をしてくれる?
Meta広告の運用代行は、大きく「企画・コンサルティング」「広告クリエイティブ制作」「ランディングページの準備」「広告の運用と改善」の4つの業務に分解できます。

Meta広告は、テレビCMのように代理店を経由しなければ配信できないものではありません。アカウントの登録や設定さえ行えば自社で直接広告の配信が可能です。単に広告を配信するだけであれば、公式のヘルプやネットにある解説記事を参考に手順に沿って進めることで可能です。
では、代理店や運用会社に手数料を支払って依頼するメリットは何でしょうか。運用の代行を行っている代理店は多数存在しますが、それぞれの代理店が得意とする業務は異なります。そのため、「自社が依頼したい業務は何か?」と「その代理店がどの分野で強みを持っているのか?」を明確にすることが、外注で失敗しないための重要なポイントです。
1. 企画・コンサルティング
「目的を達成するための効果的な広告」を作成するには、手順どおりに配信するだけでは不十分です。
- Meta広告をどのような方向性で進めるか
- 計画と目標の策定
- 広告クリエイティブの企画
- 会社や事業全体の戦略を考慮して、Meta広告が最適なのかどうか
「広告を配信できること」と「広告で成果を上げること」の間には大きな差があります。
企画やコンサルティング部分の対応範囲は、代理店や担当者によって大きく異なります。一部の代理店ではこの業務が運用代行フィーに含まれている場合もありますが、「企画や提案の作成」に対してフィーが別途発生する場合もあります。
方向性や基本戦略を間違えないよう、代理店の専門的な知見を活用することも一つの選択肢です。
2. 画像や動画などの広告クリエイティブ制作
Meta広告では広告に使用する画像や動画が必要になります。クリエイティブ(広告バナーや画像、テキストなど)は、広告の効果に大きな影響を与えます。美しい写真や魅力的なキャッチコピーだけでは不十分で、広告の目的、例えば購入や問い合わせの獲得を達成する内容が求められます。
代理店や運用会社は多岐にわたる業種や目的の広告クリエイティブを制作しており、どのようなクリエイティブが反応を得やすいかの知見を持っています。この経験を活かすことで、効果的な広告クリエイティブを迅速に作成することができます。
主に制作会社や運用会社のデザイナーがこの広告クリエイティブ制作を行います。それ以外にも広告クリエイティブ作成を専門に行う会社も増えています。また、フォトショップやイラストレーターのような専門のツールを使わなくても誰でも簡単に画像や動画を作れる「Canva」のようなツールも存在します。外部のコストを抑えたい場合や社内での運用を検討している場合、これらのツールを活用するのも一つの方法です。
それぞれにメリットとデメリットがあり、もちろん安ければいいというわけではありません。利用可能な工数、予算、そして求めるクオリティに合わせて、適切な広告を作成する必要があります。代理店や運用会社に外注する場合には、クリエイティブ制作費用が別途必要なケースもありますが、基本的には運用代行フィーのなかにある程度の広告クリエイティブ制作を含んでいることが一般的です。
実際にどのような広告クリエイティブが利用されているのかは、Meta広告公式の「広告ライブラリ」というツールで確認できます。

このツールでは、関連するキーワードや企業名を入力することで、競合他社や同じターゲットを持つアカウント、多額の広告費を投じているアカウントがどのような広告クリエイティブを配信しているかを一覧で確認できます。これはクオリティや方向性を参考にするのに役立ちます。
3. ランディングページの準備
Meta広告の多くのフォーマットでは、ユーザーが画像や動画のリンクをクリックすると、ランディングページに遷移します。このランディングページは、購入や問い合わせなどの行動を促すページとなります。
多くの場合、製品やサービスのページがランディングページになります。費用をかけてユーザーを訪問させる以上、ランディングページは広告からの遷移に適した、目標(コンバージョン)達成確率の高いページであるべきです。モバイル対応はもちろん、そのページで目的達成が完了できるようなページを心がけます。
競合他社がMeta広告でどのようなランディングページを使用しているかも「広告ライブラリ」から確認することが可能です。
4. 広告の運用と改善
Meta広告の外注や代行において、一般的にはこの「運用」部分が主な業務内容となります。
具体的には、配信に必要な初期設定であるアカウントの開設やタグマネジメントなどの技術的サポート、配信ターゲットの選定、ターゲットやクリエイティブの調整から、継続的に実施する配信状況のモニタリングとそれに基づいた改善業務が含まれます。
運用型広告であるMeta広告は、街頭のポスターやテレビCMのように「広告掲載がゴール」ではありません。むしろ「広告掲載がスタート」の性質を持っています。広告開始前の初期設計も重要ですが、名前の通り「運用型広告」では、配信開始後の「運用」が成果を大きく左右します。配信結果を監視しながら、広告クリエイティブやターゲティングの調整を行うことで、広告の効果を向上させることができます。

運用の知見や実際の作業を外部に委託するメリットは明らかですが、特に重要なのは「未知のミスを防ぐ」ことです。例えば、「データ収集の設定を忘れていた」や「効果が低い運用方法を継続していた」といったミスを避けるためのチェックとしても代理店や運用会社のサポートは非常に価値があります。
また、Meta広告の管理画面は充実しており、初心者でも基本的な結果を把握することは可能です。しかし、広告の効果を最大化するためのデータ解析は、単に数値を読むだけではなく、データを基にどの部分を改善すべきか、次に何をすべきかを判断する能力が求められます。さらに、広告の評価には、メディアや媒体を横断したデータの観察が必要です。Googleアナリティクス、Meta広告、Google広告など、複数の施策のデータを統合して理解するスキルが有効です。
そのため、代理店を選ぶ際には、担当者は誰で運用体制が整っているか、自社の予算規模に適しているかなどを慎重に見極める必要があります。
運用代行の手数料相場はいくら?
日本国内のWeb広告運用会社の手数料は、広告費の20%前後のコミッションで設定されることが一般的です。
一般的に、Meta広告を代理店に依頼する場合、主に「広告費」と「運用手数料」が発生します。
広告費は、クライアントが直接Meta社に支払うケースと、代理店が先にMeta社へ支払って後にクライアントへ請求するケースがあります。
運用手数料は、広告運用を行う代理店や運用会社が得る収益です。この手数料の設定方法は会社によって異なり、一般的には「広告費の○○%」というコミッション制や「この作業ボリュームだと○○万円」というフィー制が存在します。

参考記事:広告料金のコミッション制とフィー制「不透明な報酬形態をフェアにすべき」 #宣伝会議 | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議
例えば広告費が100万円/月の場合、手数料は20万円/月となり、合計の費用は120万円/月になります。広告費を200万円/月に増額した場合、手数料は40万円/月となり、合計で240万円/月になります。
運用手数料を抑えるには?
運用手数料の大部分は人件費です。フィー制であれば、依頼する作業量を減らす・圧縮することで手数料を抑えられる可能性があります。
広告運用において、費用対効果を高めるためには運用手数料をできるだけ抑えたいところです。ここでは、運用手数料を抑える方法を考えます。この話は「業務内容や量に関わらず手数料が20%」と決まっているコミッション制ではなく、個別見積もりのフィー制に限ります。
【図解6:運用手数料の内訳(工数試算)挿入位置】

運用手数料の内訳には、管理や間接的なコストも含まれますが、大部分は人件費です。
運用にどれくらいの時間と人員が必要かが、手数料の決定に大きく影響します。この所要時間には、全体の戦略や方向性の決定、適宜のモニタリング、配信先や予算配分の調整、画像や動画といったクリエイティブの制作、レポート作成や報告のようなものがすべて含まれます。基本的にひとりですべてに対応するわけではなく複数の人間が関わることになります。
例えば、時給3,000円の人が1日1時間(月20時間)運用にかける場合、人件費は6万円です。一方で、時給5,000円の人が1日2時間(月40時間)運用にかける場合、人件費は20万円になります。
このように計算すると、「ある程度のスキルを持った人に毎日2時間運用に時間をかけてもらう」場合、原価で20万円がかかることになります。その他のコストや利益を加えると、おおよそ25〜30万円/月が運用手数料になるでしょう。
運用手数料を抑えるためには、時間単価の安い人や会社に依頼するか、作業量を減らす・圧縮するしかありません。フィー制の場合、作業量を減らしたり、打ち合わせやレポーティング内容を簡素化することで、運用手数料を減らせる可能性があります。
Meta広告の費用についてまとめ
この記事では、Meta広告(インスタ・Facebook広告)を検討している方に向けて、広告実施に関する業務内容と代理店に依頼した場合の費用について説明しました。要点をまとめると以下のようになります。
- 社内で行うか外注するかを検討する
- 予算は大体10万円程度から自由に設定可能
- 手数料の相場は広告費の20%またはフィーで個別に見積もり
- 事前のシミュレーションは困難で配信してみないとわからない
個人がテスト的に実施する場合、1万円でもMeta広告は可能です。代理店や運用会社に依頼する場合は、月額30万円程度からが一般的ですが、フリーランスやフィー制で対応してくれる運用会社では、月額10万円程度の予算でも実施が可能です。
価格やフィーは運用会社や代理店によって異なるため、自社でできることと、依頼先が提供してくれるサービスをしっかりと見極めてから依頼先を選ぶことが重要です。
弊社(合同会社KAIZUKA)でもMeta広告の運用代行を行っています。「うちの商材・予算でMeta広告は成り立つのか?」という段階のご相談も含めて、30分の無料相談で率直にお答えしていますので、検討の材料にしていただければと思います。リスティング広告と組み合わせた設計のご相談はリスティング広告運用代行のページもご覧ください。